補強をする

部屋のリフォーム

 日本は地震大国と呼ばれています。環太平洋火山帯に国土が位置していますので、一定周期ごとに巨大地震が発生していることについては、歴史的な文献からも明らかになっています。日本に住んでいる以上、巨大地震の発生を避けることはできません。そのため、多くの人が住宅の耐震補強工事を実施しています。いつ巨大地震が発生するのかについて、現在の科学では正しく予測することができないと言われていますので、転ばぬ先の杖として早めに住宅の耐震補強を済ませておくようにしたいものです。とはいえ、闇雲に耐震補強工事を実施しても意味がありません。適切な工事を実施するためには、事前の耐震診断が不可欠です。この耐震診断の費用は、在来工法による一般住宅の場合で、概ね15〜25万円前後かかります。

 阪神淡路大震災や東日本大震災では、たくさんの住宅が倒壊しました。東日本大震災の場合は地震直後に発生した津波による住宅被害も大きかったので、どれくらいの数の家屋が地震の揺れの影響で倒壊したのか、正確にはわかりません。ただし、周囲の住宅が崩れている中で、ほとんど建物の損壊が起こらなかった住宅が存在していたのは事実です。地震による被害を受けなかった住宅の多くが新耐震基準に基づいて建築された住宅や、耐震補強工事を実施していた住宅でした。そのため、震災発生後、自宅の耐震診断を受けて耐震補強工事を行う人の数が急増しました。耐震診断の費用は決して安くありませんが、本当に安全な家にしたいのであれば、耐震診断を欠かすことができません。現在では、地震の備えに対して正しい認識を持つ人の数がとても多くなってきています。